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ご飯を作らない母親は子どもに影響する?栄養・愛情・食育から考えたいこと

ワーママのリアル

「最近、ちゃんとご飯を作れていない」
「お惣菜や冷凍食品ばかりで、子どもに悪い影響がないかな」

ご飯を作れない日が続くと、子どものことが心配になりますよね。

栄養が偏らないか。
愛情が伝わらないのではないか。

さらに、

「親がご飯を作らない家庭だと、子どもに影響するのでは?」
「この子も料理をしない大人になるのでは?」

と、将来の食生活まで気になる方もいるかもしれません。

私も3人の子どもを育てるなかで、毎日手料理を用意することが難しい時期がありました。

でも、子どもへの影響は「母親が手料理を作ったか」だけでは判断できません。

大切なのは、何を食べているか、食事をどう感じているか、そして自分の食事について考える経験ができているか。

この記事では「ご飯を作らない母親は子どもに影響する?」という不安を、栄養・愛情・親子関係・食育の4つから考えます。

ご飯を作らない母親だから子どもに悪影響とはいえない

母親が毎日手料理を作らないことだけで、子どもに悪い影響が出るとはいえません。

子どもの食事で考えたいのは、

  • 手作りか市販品か
  • 母親が作ったか

だけではないからです。

たとえば、

  • 何をどのくらい食べているか
  • 食事が大きく偏っていないか
  • 安心して食べられているか
  • 食事を通して家族と関われているか
  • 食べ物や料理について知る機会があるか

なども関係します。

厚生労働省・農林水産省の「食事バランスガイド」でも、食事は「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の組み合わせから考えます。

また、食生活指針では「手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせる」という考え方も示されています。

つまり、

手作り=健康的
市販品=不健康

と単純には分けられません。

手料理にはよいところがあります。

でも私は、毎日母親が一から作ることだけが、子どもの健康や食育につながるわけではないと考えています。

親がご飯を作らない家庭で不安になる子どもへの4つの影響

「手料理を作らなくても本当に大丈夫?」

そう思ったときは、その不安を「栄養」「愛情」「親子関係」「食育」の4つに分けて考えてみましょう。

①栄養:手料理かどうかより「何を食べているか」を見る

まず気になるのは、子どもの栄養です。

お惣菜や冷凍食品が続くと、

「野菜が足りないかも」
「塩分が多いのでは?」
「やっぱり手作りのほうが健康なのかな」

と心配になることがあります。

でも、手作りだから栄養バランスがよいとは限りません。

たとえば、疲れて作った夕飯が、

「うどんだけ」

という日もあるでしょう。

反対に市販品でも、

おにぎり+焼き魚のお惣菜+冷凍ブロッコリー+ヨーグルト

というように組み合わせることもできます。

厚生労働省・農林水産省の食事バランスガイドも、「何を」「どれだけ」食べるかを料理グループの組み合わせで考えるものです。

大切なのは、誰が作ったかより、何を食べたか。

毎食完璧にそろえようとする必要もありません。

「最近、野菜が少なかったな」
「魚を食べていないな」

と気づいたら、次の食事や買い物で少し足していく。

そんなふうに食生活全体で調整するほうが、忙しい家庭では続けやすいと思います。

手作りだから栄養バランスが良いとも限りません。食事宅配サービスを添加物・塩分・栄養バランスから考えた記事です。

②愛情:手料理の量と愛情の量は同じではない

次に気になるのが、

「手料理を作らないと、子どもに愛情が伝わらないのでは?」

という不安です。

ママ
ママ

お惣菜ばかりだと、子どもに「ちゃんと作ってもらえなかった」って思われないかな……

子どもの好きな料理を作ったり、「おいしい」と食べてもらったりすることは、うれしいものです。

料理も、子どもを大切に思う気持ちを表す方法のひとつだと思います。

でも、

手料理の量=子どもへの愛情の量

ではありません。

今日は疲れているからお惣菜にする。
子どもが好きな冷凍食品を用意する。
食事宅配などを利用して、夕飯作りを休む。

それでも、子どもの食事を考えて用意していることに変わりはありません。

「今日は作れなくてごめんね」

と申し訳なさそうに食卓へ出す必要もないと思います。

私自身も以前は、「ちゃんと作らなければ」という気持ちが強くありました。

でも子どもが3人いると、好きなものも食べる量も違います。

毎日の生活のなかですべてを理想どおりにするのは、簡単ではありません。

今は、何を作ったかだけではなく、その日の自分と子どもに何が必要かを考えるようになりました。

ご飯を作らない罪悪感を子どもに対して抱いたときに考えたいことを、私の体験から伝えています。

③親子関係:大切なのは「手料理のある食卓」だけではない

子どもにとって食事は、栄養をとるだけの時間ではありません。

「今日こんなことがあったよ」
「これ、おいしいね」

そんな何気ない会話をする時間でもあります。

農林水産省では、家族などと一緒に食べることを「共食」といい、食の楽しさを感じたり、食事のマナーや栄養バランスなどについて学んだりする機会になるとしています。

でも、ここで大切なのは、

「母親の手料理を家族全員で食べること=共食」ではない

ということ。

買ってきたお惣菜でもいい。

冷凍食品でもいい。

「どれ食べる?」
「これ、おいしいね」

と話しながら一緒に食べることはできます。

「何を作ったか」だけでなく「どう食べたか」も大切

反対に、夕飯を一から作ることで疲れ切ってしまい、

「早く食べて」
「こぼさないで」
「おしゃべりしないで」

と余裕がなくなる日もあります。

もちろん、いつも家族一緒に食べられるとも限りません。

仕事、習い事、子どもの年齢などによって、家庭の食事時間は変わります。

手料理を用意することだけではなく、食事を通してどう関わるか。

こちらにも目を向けてみたいところです。

④食育:母親が料理をしないと子どもも料理をしなくなる?

ここは、意外と大きな不安ではないでしょうか。

ママ
ママ

私が料理をしなかったら、子どもも料理をしない大人になるのでは?

ママ
ママ

外食や市販品ばかり選ぶようになって、将来の健康に影響しない?

そう考えると、

子どものためにも、母親が毎日料理する姿を見せなければ

と思ってしまうかもしれません。

確かに、一緒に料理をすることは食育のひとつです。

野菜を洗う。
卵を割る。
味噌汁を作る。

子どもが料理を経験することには、食材や調理について知る良さがあります。

でも、食育は「母親が毎日手料理を作る姿を見せること」だけではありません。

農林水産省も、共食を通じて栄養バランスを考えて食べる習慣や、食べ物・食文化について伝える機会になるとしています。

たとえば、お惣菜を買う日でも、

「今日は何を食べようか」
「野菜が少ないから、トマトも食べようか」
「魚とお肉、今日はどっちにする?」

と一緒に考えることができます。

スーパーで旬の野菜を見る。
食品表示を一緒に見る。
休日に簡単な料理を作る。
冷蔵庫にあるもので何を食べるか考える。

こうしたことも、食について知る経験になります。

子どもに伝えたいのは「毎日作ること」より食事を選べる力

私は、子どもが大人になったときに必要なのは、

「どんな日でも必ず自炊する力」だけではない

と思っています。

仕事で疲れている日もあるでしょう。

体調が悪い日もあります。

料理をする時間がない日もあるかもしれません。

そんなとき、

「料理できないからカップ麺だけでいい」

となるのではなく、

「今日は作れないから、お惣菜を買おう」
「野菜が少ないから、サラダも足そう」
「今日は冷凍食品、明日は魚を食べよう」

と考えられる。

自分の体や生活に合わせて、食事を選び、整える力。

こちらも大切ではないでしょうか。

だから家庭でも、

今日は作る
今日は買う
今日は冷凍食品
足りないものだけ追加する

と、状況に合わせて選ぶ姿を見せることもできます。

「作らない日があること」を隠すのではなく、

「今日は疲れているから、これにしよう」

と話してもいいと思います。

子どもに伝わるのは、

「料理は毎日しなければならない」

という考え方ではなく、

「食事は自分の体と生活に合わせて工夫していい」

という考え方です。

ご飯を作れない日が続いたら「手作り率」より食事全体を確認する

では、お惣菜や冷凍食品に頼る日が増えたとき、何を見ればよいのでしょうか。

私は、

「今週は何回手料理を作った?」

と数えるより、食生活全体を確認したほうが具体的だと思います。

確認したいこと見直すポイント
食事量子どもがある程度食べられているか
食品の偏り同じものばかりになっていないか
野菜・果物など足りないものを簡単に追加できないか
たんぱく質肉・魚・卵・大豆製品などを食べているか
食事時間極端に乱れていないか
子どもの様子食欲や体調に大きな変化がないか
食卓の雰囲気食べることが苦しい時間になっていないか
食の経験食べ物を選ぶ・作る経験があるか

全部に○をつける必要はありません。

「最近、野菜が少ないな」

と思えば、冷凍野菜や果物を買っておく。

「料理をする機会が少ないな」

と思えば、休日に子どもとおにぎりを作ってみる。

「最近ゆっくり話せていないな」

と思えば、夕飯を買って済ませて一緒に食べる。

足りないところだけ少し補う。

このくらいの考え方なら、忙しい毎日のなかでも続けやすくなります。

手料理を減らすなら「何に置き換えるか」を考える

ずんこ
ずんこ

毎日作らなくてもいいなら、何を使えばいいんだろう?

手料理を減らすことと、食事を何でもよくすることは別です。

今は、一から料理をしなくても食事を用意する方法があります。

たとえば、

  • スーパーやコンビニのお惣菜
  • 冷凍食品
  • レトルト食品
  • ミールキット
  • 調理済みの食事宅配
  • 手作りのお惣菜を届けてもらうサービス

など。

大切なのは、

「作れないから終わり」ではなく、「今日は何なら用意できる?」と考えること。

わが家でも、毎日の食事をすべて外部サービスに置き換えているわけではありません。

手作りする日もあれば、頼る日もあります。

「全部作る」「まったく作らない」の2択にしない。

これだけでも、夕飯作りの負担は減らしやすくなりました。

手料理をお休みして総菜や冷凍食品などを頼る日の考え方やポイントを書いています。

食事宅配を使うときも「子どもに合うか」で選ぶ

「自分で作らない日を増やしたい」と考えると、食事宅配なども選択肢になります。

ただし、食事宅配なら何でも子どもに合うわけではありません。

家庭によって、

  • 子どもの好き嫌い
  • 年齢
  • 食べる量
  • 味付けの好み
  • 原材料や添加物への考え方
  • 冷蔵・冷凍の使いやすさ
  • 家族が食べる時間

は違います。

「夕飯を家族分まとめてラクにしたい家庭」と、

「急にご飯を作れなくなった日のために冷凍庫へ置いておきたい家庭」

では、選ぶサービスも変わります。

食事宅配を試してみたいけど、わが子に合うのかな?と心配なママはこちらの比較記事を読んでみてください。

こんなときは「手料理かどうか」以外の原因も考える

一方で、子どもの食事について気になる状態が続いているなら、

「私が料理をしていないからだ」

と決めつけないことも必要です。

たとえば、

  • 食べる量が極端に少ない状態が続く
  • 特定のものしか食べられない
  • 体重や成長について心配がある
  • 食事を強く嫌がる
  • 食べることへの不安が強い
  • 体調不良が続いている

といった場合です。

子どもの食事には、好みだけでなく、年齢や発達、体調などさまざまなことが関係します。

気になる状態が続く場合は、

「もっと手料理を作らなければ」

と一人で抱えず、必要に応じて小児科などの専門家へ相談してください。

【まとめ】大切なのは「手料理の回数」より親子で食とどう付き合うか

「ご飯を作らないと、子どもに悪い影響があるのでは?」

そう思うと、お惣菜や冷凍食品に頼ることにも罪悪感を抱いてしまいます。

でも、子どもの食事で大切なのは、母親が何回手料理を作ったかだけではありません。

何を食べているか。
食事を安心して楽しめているか。
食べ物を選んだり、作ったりする経験があるか。

など、子どもへの影響は「母親が手料理を作ったか」だけでは判断できないのです。

手料理には、手料理の良さがあります。

だからといって、毎日母親が手料理を作らなければ、子どもの健康や食育に悪影響が出ると単純に考える必要もありません。

今日は作る。
疲れた日はお惣菜や冷凍食品に頼る。
余裕のある日は子どもと一緒に料理する。

そんなふうに、その日の暮らしに合わせて選んでもいいと思います。

子どもに残したいのは「毎日料理しなければ」というルールではなく、自分の体と暮らしに合わせて「今日は何を食べよう」と考えられる力なのかもしれません。

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